前回は私の派遣経験の中でも仕事がプレッシャーだった時の話を紹介しました↓
で、今回はその職場でのお昼休憩で感じた憂鬱についてです。
正直、職場のランチって面倒なことが多い。
はー、世の中にはこんな世界があるのね~と驚愕した丸の内ランチ事情をどうぞ。
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新しい職場のランチが憂鬱
派遣社員にとって新しい派遣先に就業したばかりの時期は何かと緊張や不安が多いもの。
新しい仕事を覚えたり、すでに出来上がった知らない人間関係の中に放り込まれたり。
そして私が地味に憂鬱を感じるのが新しい職場でのランチタイムだ。
基本、私はランチは一人で食べてても大丈夫、というかむしろランチは一人で食べたい派の人間だ。
誰に気を使うこともなく自分のやりたいことができる一人ランチほど気楽なものはない。
あっ、だから一人でご飯食べるのが嫌で便所飯する人の気持ちは全くわからない。
一人ランチは長い長い就業時間中の貴重な息抜き、唯一のオアシスタイムじゃないか。
だから、誰からもお昼に誘われなくても寂しくないし、みんなが盛り上がってるのを横目に隅っこで一人ご飯を食べるのも全然苦じゃない。
むしろ、声をかけないでくれてありがとう!くらいの気分だ。
でもね、
こんな私でも新しい職場への就業当初は結構気を遣うのだ。
職場によってお昼の暗黙のルールがあるし、気を遣ってお昼に誘ってくれる人がいる職場もあるからだ。
「私はランチは一人で行く派なんで!(`・ω・´)キリッ」
と、バサッと切り捨ててしまえば話は早い。
次から誘われることはないだろう・・・けど、やっぱりそれだと角が立つ。
派遣されたばかりの私が独りぼっちにならないようにという善意、に見せかけてマウンティングする気満々の見るからに面倒くさそうな女子はバッサリと斬って捨ててやりたいところ。
だが、そういう女子ほど適当にあしらうと後々やっかいなことになるのでやっぱりそうもいかない。
一方、本当に善意で声をかけてくれる人はもっと無碍にはできない。
(私にも人の心はあるし、赤い血が流れている)
丸の内で事務の仕事をしいる時はまさにそれだった。
私の前任の退職する女性社員が気が利く人で、私がお昼難民にならないよう引継ぎの期間に自分の同期たちに私を紹介して仲間に入れてくれたのだ。
心遣いがありがたい、でも、苦しい・・・
さすがにこれをいきなり切り捨てることはできず丸の内OLたちとのランチタイムが幕を開けるのでした。
職場の昼休みが苦痛すぎる件
そんなわけで、みんな違う部署にいるんだけど午前中の業務中に社内メールが来てみんなで待ち合わせしてランチにいくようになった。
OLさんが制服の上にカーディガン羽織ってお財布片手にランチにくり出す
そんな丸の内のイメージ(古いw)さながら、お昼時になるとあちこちのビルからOLさんとサラリーマンがわらわらとわき出てくる。
だから丸の内には飲食店がとても多い。
で、私が仲間に入れてもらった女子たちいわく
「私たちお気に入りのうどん屋さんがあってよく行くんです~」
とのこと。
うむ、うどん、いいじゃないか。
正直、派遣社員にとってお昼の外食の出費は痛手だ。
でも、うどんなら行けそう♪
…と思ったんだけど甘かった。
お店に入ってメニューを見て驚愕!
ざるに盛られたふつうのうどんがなんと1,200円!!
なんの変哲もないうどんに私の1時間の労働の対価が持っていかれる…
さすが天下の丸の内、物価が高すぎるぜ。
みんな大好き「はなまるうどん」なら400円で食べられるメニュー、天ぷらを2個つけても半分の値段ですむぞ!
でも、そんな憩いのはなまるうどんは丸の内には存在しない…
いやぁ毎日これだときついなぁ…と初っ端からダメージを受けた。
お昼代の憂鬱に加えてさらなる憂鬱が私を待っていた。
「うどんばかりじゃなんなんできょうはお弁当にしましょう♪」と。
お弁当、いいじゃないか。
丸の内近くの東京国際フォーラムの広場にはお昼時になるとお弁当を売るキッチンカーがずらりと並ぶ。
おぉ、なんかいい感じ♪
ちょっと心躍ったがやっぱりどれも1,000円前後の丸の内価格。
と思いつつお弁当を手に会社に戻って彼女たちとお弁当を食べる。
だけどここにまた憂鬱が待っていた。
お弁当を食べてる最中、会話がまばらなのだ。
「OOなんですよ~」と軽く会話を振られた気がしたから「へ~、△△なんですか?」と質問してみるがそれには生返事。
え?深堀は求めてない感じ?
うーん、微妙な空気、と思いながら食事を終える。
すると、すかさず一人の女子が寝始める。
もう一人はけだるい感じでスマホをいじりつつ無言でメイクをなおし始める。
え?みんなでわざわざ集まったのに会話しないやつ?
めっちゃ気まずい空間なんですけどー
そう、彼女たちがみんなで集まるのはおしゃべりを楽しむためじゃなく、一人でご飯を食べないためが大きいのだ。
職場のお昼は無言で食べるべし!という社内規則でもあるのか?
最初は私がいるから話が弾まないのかなぁ?とも思ったんだけどそういうわけでもないらしく。
(後から聞いた話、私が入ったグループは特別仲がいいというわけではなく前任者をいれて3人だからバランスが取れてた女子グループなんだとか)
でも、全くしゃべらないわけでもないから本とか開くと「何読むんですか~?」「読書とか好きなんですか~」と話しかけられる。
うん、めっちゃ微妙。
みんなで会話するわけでもなく、一人の作業に没頭できるわけでもないなんとも居づらい空気。
一人ランチ派の私にとってはなんとも苦痛。
そんなわけで、日に日に私の脱走の意志がむくむくと膨らんでいったのであります。
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職場で一人ランチに逃げる方法
お昼に誘ってくれる心遣いはありがたい、でも、やっぱりあの微妙な時間は耐え難い!
ランチグループ抜けたい・・・
ということで、ついに私のランチフェードアウト作戦が始まりました。
相変わらず午前中にお誘いメールが来ることもあったけどそれぞれ仕事が忙しいとメールが来ない日もある。
メール来るなよ~、とパソコンに向かって念を送り(ひどい)、時計の針が12時を回った瞬間
と速攻で席を立つ。
社内のいつもみんなでお弁当食べてるスペースに行けば彼女たちがいるのはわかってるけどそこには行かず。
そそくさと外出して自分で見つけた安いカフェで至福の時間を過ごす。
そして時には
「今日はお昼休みに銀行に行きたくて・・・」
と言ってみたり、
時には
「ちょっと仕事が終わらないのでまだお昼行けなそうです・・・」
と言ってみたり、
時には
「すみません!忙しくてメール見落としてました・・・」
とメールがきてるのに気付かないふりして午後になってから返信してみたり。
・・・なんか、自分で書いてて思ったけど・・・私ってもしかしてひどいやつ?
あれ?私の血は何色だ?
いや、はっきり一言「お昼一人で行きますね」っていえば済む話なんだけど・・・その勇気はなかった
ぐはっ(´Д`)
まぁそんなことを繰り返すうちに一緒にお昼に行く回数は減っていき見事、フェイドアウトに成功。
職場の女子ランチから抜けられた♪
のですが、そしたら今度は隣の課の女性が
「あれ?きょうは○○ちゃんたちとお昼行かないの?よければ私たちといっしょに食べる??」
と声をかけてくれた。
そう、この会社、女子は全員、自分の同期とお昼を食べる、というのが暗黙の了解の会社なのだ!
たぶん、私、この会社では生きていけない・・・
いや、みんなめちゃくちゃ良い人ばかりなんだけど・・・
「ありがとうございます、でも、資格試験の勉強したいので(←テッパンの言い訳)一人で行ってきます、ありがとうございます」
と言ってついに「あの人は一人でお昼に行く人」という称号を獲得したのでした。
職場のランチが苦痛まとめ
いやぁほんと、重ね重ね、この会社はみんな優しくて気を遣ってくれる人たちばかりだった。
でも、昼休みの1時間は精神的に大きく、私が午後の6時間を乗り切るのにどーしても必要な時間だったなのだ。
(お願い!わかって!)
というわけで、職場の憂鬱なランチタイムは角を立てずに早々にフェイドアウトすべし、です。
馴染めないのは私が人見知りだったからというのもあるんですけどね↓
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