知床五湖は世界自然遺産の知床を堪能するのに絶対はずせない観光スポットですね!
知床五湖は夏はガイドつきのツアーじゃないと入れなかったりして行くかどうか悩む人もいるんですけど、絶対行ったほうがいいスポットです。
私が知床五湖を回ったときのツアーの感想や、地上遊歩道と高架木道の違い、ヒグマの話なんかを紹介しますね。
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知床五湖の観光のおすすめは?
知床五湖といえば世界自然遺産として知られる知床観光の目玉の一つですから足を運ぶ人が多いですよね。
で、ここで悩むのがガイド付きで地上遊歩道を歩くか、無料の高架木道だけ見て帰るかということです。
確かに値段が全然違います。
でも、地上遊歩道と高架木道では見られるものが全然違うし、どちらを歩くかで知床の自然の素晴らしさの感じ方も違ってくるんですよ。
まず、地上遊歩道なんですが、こちらはその名のとおり地面の上をふつうに歩くコースです。
大ループと小ループという2つのコースがあって、知床五湖を全部見たい人や知床の自然を堪能したいなら大ループがおすすめです。
ガイド付きのツアーは大ループを歩くコースで、距離は3キロくらい、歩くにもちょうどいいくらいです。
知床五湖は湖によって趣が全然違うので全部まわるとそれぞれ違った光景が楽しめます。
あと、地上遊歩道は森の中を歩いて行くので探検気分も味わえます。
地面も未舗装で、場所によってはぬかるんだところもあるし、熊でるかも…というドキドキ感もありますしね。
で、知床五湖の地上遊歩道は実際にヒグマと遭遇する危険性があります。なので夏のヒグマの活動期にはガイドのついたツアーでしか入れないんです。
一方の高架木道ですが、こちらは知床五湖の森を抜けたところに作られています。
知床五湖の高架木道は地上遊歩道とはうって変わって、段差がなく傾斜も少ないバリアフリーなので車椅子にも対応していて歩きやすいです。
「高架」というだけあって高いところに作られていて、木道全域に電気策も設置されているので熊からも守られています。
高架木道だけをまわる場合は行った道を戻ってくる1.6キロの往復になります。
地上遊歩道を行くコースも後半部分が高架木道になっています。
高架木道からだと知床五湖で見られるのは1つだけです。
森の外の高原のようなところに作られているので見晴らしがよく広大さは感じられますよ。
ただ、歩いても歩いても景色はそんなに変わりません。
運がよければ鹿が見られたりします。
そして日陰が一切ないのでめちゃくちゃ暑いです。帽子や日傘など日よけになるものを持っていくことをおすすめします。
知床五湖ガイドツアーの感想
で、せっかく知床五湖をまわるなら私は断然、地上遊歩道の大ループのコースがおすすめです。
ガイドツアーは5,000円くらいするし値段が高いからどうしよう、と迷う人もいるんですが、正直、高架木道だけ歩いてもそれほど面白くありません。
やっぱり知床の魅力って驚くほどの大自然なので、それを肌で感じられるのは地上遊歩道の森の中を歩けばこそなんですよね。
ガイド付きのツアーは大人数ではなく1グループ10人くらいの小グループでまわります。
ガイドをしてくれるのは知床でプロのガイドとして活動している人たちです。
知床五湖のそれぞれの特徴や、季節の木や花、その時期だから見られるものの情報をあれこれ教えてくれます。
といっても、小難しい話ではなくて素人でも単純に「へ~」「わぁ!」「すごーい!」と驚いたり感動したりできる内容です。
私が行った時に面白かったのはまず小動物のあれこれ。木の上のほうにある木をくり抜いて作った鳥の巣とか、道のそこかしこについている動物の足跡とか。
それから熊の痕跡は本当に「わ!すごい!」ってなりました。
木の幹の私の背より高いあたりにグワッと深い爪あとが付いていたり。これはヒグマが木に登ったあとだそうです。
あと、知床の森にはたくさんの植物がはえてるのですが、ミズバショウだったかな?一面に生えてる中で荒らされてるところがあって、それは熊が食い散らした後でした。
ちなみに、ヒグマって知床の食物連鎖の頂点で海や川には魚がいて森には木の実や植物があって食べるものがたんまりあるんですけど、この光景を見た時にほんとそれを実感しました。
人さえ襲わなきゃ駆除されることもないし、次生まれ変わるなら知床のヒグマもいいなと思ったほどです笑
で、こういうのって、自分一人で歩いていても見逃しちゃうというか、素人だと視界に入っていてもそれと気付かずに通り過ぎちゃう小さなものばかりなんですよね。
やっぱりガイドさんとまわるとおもしろいなぁって感じました。
あ、あと私たちが歩いた時は湖で鹿が泳いでたんですよ!
野生の鹿を見るだけでも興奮なのに、鹿が泳いでる姿って見たことなくて、ガイドさん、見つけてくれてありがとう!!って思いました。
それから森の中ならではなのが匂いと涼しさです。
知床エリアはどこも自然に囲まれてますが、森の中ってやっぱり草木や水の独特のにおいがするんですよね。
そして、森の中は本当にひんやりしていて気持ちいい!後半、高架木道に出たときの暑さに驚きます。快適さが全然違うんですよ。
高架木道は暑いのでさっさと歩こう、ってなりますけど、森の中はいくらでもいられます。
森林浴とか森林セラピーなんていいますが、本当にそのとおりでトレッキングが終わった後は気分がすっきりしてたし、ワクワクする事が多かったのでリフレッシュもできました。
知床五湖のガイドツアーは個人のフリープランの旅行でも予約できます。私は一人旅でしたが、一人の予約でも大丈夫でしたよ。
夏は北海道のハイシーズンで混み合うので早めの予約しておいたほうがいいです。
距離は3キロほどですが、のんびり知床五湖の自然をいろいろ見ながら歩くので所要時間は3時間くらいです。
知床エリアでは絶対にはずせないアクティビティだと思います。
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知床五湖でヒグマと遭遇することはある?
知床エリアはヒグマの一大生息地帯なのでその中にある知床五湖では常にヒグマと遭遇する危険性があります。
遭遇したら・・・たぶん一貫の終りです。
知床五湖に入る前にレクチャーでビデオを見るんですが、それを見ると当たり前ですが「あ~ヒグマには絶対勝てないな・・・」って思います笑
また、知床では「熊が暮らす場所に人間が住まわせてもらってる」という意識なので、一大観光地でありながら熊よけ対策はそれほどでもありません。
もちろん、知床五湖の地上遊歩道など本当に熊との接近の可能性がある場所にはハイシーズンだけ一時的に電気策を設置したりはします。
でも、基本どこも地続きですからね、絶対ではありません。
そんなわけで、クマがいる地上遊歩道を歩くにはガイドさんが必要で、ガイドさんはただ案内をするだけじゃなく、ヒグマとの遭遇回避や遭遇時の対処法を習得していて安全面で必要になります。
知床五湖ではひとたび熊が目撃されるとすぐに立ち入り禁止になるのでその後の地上遊歩道のツアーが中止になることがあります。
高架木道は電気策で完全に守られてるので、高架木道だけなら大丈夫です。
熊は朝と夕方に活動が活発になるといわれていますが、こればかりは本当に運です。
私は民宿に泊まっててたんですけど夕飯食べながら他のお客さんと話してたら、その日私が行った場所でその後、熊の目撃情報があって閉鎖になってたという話がありました。
知床五湖だけじゃなく周辺のスポットはみんなこんな感じなので、知床自然センターやツアーの受付に問い合わせすれば教えてくれます。
ホテルなんかでもいえば確認してくれるんじゃないかなと思います。
日ごとの情報ですが知床五湖のヒグマ情報というサイトなんかもありますよ。
知床五湖の観光のおすすめまとめ
せっかく知床五湖に行くならガイド付きツアーで地上遊歩道を歩かないといった意味がありません。
本当に自然のおもしろさを堪能できますよ。
値段は5,000円と安くはないですが、せっかく北海道の端まで行くんですからその土地ならではアクティビティーを体験することで良い思い出にもなりますよ。
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