前回は胃カメラ検査の準備について紹介しました↓
そして今回はいよいよ胃カメラを口から入れてみた感想です。
内視鏡検査の流れや苦しかったこと、辛さを紛らわすコツなどをまとめておきますね。
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胃カメラを口から入れた体験談
ということで、準備完了!
ついにこれから胃カメラを口から挿入します。
わざとなのかわかりませんが、横たわって壁のほうしか見えなくなってから胃カメラを取り出します。
それでも見ようと思えば見えるんですが、あんまり見ると緊張が増すので私はカメラはあまり見ないようにしてました。
それでも目の前をちらつくと見えてしまう…
実際に見ると経口の胃カメラは思っていたより太く感じる。
直径1センチくらいはありそうな黒いビニールで覆われた長いチューブのようです。
胃カメラの先端にはカメラと光ファイバーがついていてピカピカ明るく光ってます。
で、胃カメラを入れた後、唾が出てきたら飲み込まずにそっと顔を下側に傾けてつばを口の外に流してくださいと言われます。
喉に麻酔をしているのでつばを飲もうとすると誤嚥してむせちゃうらしいです。
というわけで、枕もとの口のあたりにはビニールと紙が敷いてあります。
胃カメラを口から入れる痛みは?
そしてついに胃カメラ挿入!
口から内視鏡を入れていき、少しずつ喉のほうに進む感覚がなんとなくわかります。
喉の奥を通るときに「ここちょっと大変ですよ~」と看護師さんが声をかけてくれます。
来るか?ついにオエッとくるか?
と身構えたんですが、予想外に喉の奥をこえる時は思いのほか苦しくはありませんでした。
そこから食道の中をどんどん胃カメラが進んでいく感覚がわかります。
この時点では特別痛いということはない。
でも、やっぱり口から食道にかけて太いチューブを突っ込んでいくので体は苦しいようで、目からはサラサラと涙が流れ続けてましたw
(T-T )
ちなみに、鼻からでも口からでもふつうに息はできます。
先生はモニターを見ながら内視鏡を巧に操っていますが、自分にはモニターは見えません。
でも体の中の感覚でなんとなく今どこにカメラがあるのかはわかります。
そしてこの感覚に集中しちゃうと怖いし苦しくなります。
で、胃カメラを入れ始めてからずっと看護師さんが背中をさすっていてくれるんですが、これが地味にありがたい。
背中の感触に意識を向けるとちょっと気分が紛れます。
ここまでは思ったほどよだれは出ませんでした。
どうしても唾を飲みたくなっちゃう時は何度かごくんとやっちゃってましたが量が少ないからかむせることはなかったです。
でも、今回の胃カメラの試練はここからでした。
胃カメラが胃に入ってからの感覚がめちゃくちゃ気持ち悪い!!
なんだろう?食道より胃の内側のが敏感なのか体の中で異物(胃カメラ)が動き回ってるのがすごくわかるんですよ。
昔、「エイリアン」という映画の冒頭でお腹の中からエイリアンが飛び出してくるシーンがあったんですけど、なんとなくそれを思い出してしまったw
それでも胃カメラがあたって痛いということはなく、
あれ?私、意外と胃カメラ平気なのかも?
と楽観視した直後に事件は起こりました。
胃の一番奥まで進んだ胃カメラをさらにその奥の十二指腸に突っ込む。
その瞬時、猛烈な不快感と苦しさがこみ上げてきて
と、盛大にえづき、よだれもダラダラと流れちゃいました。
「ここが一番大変なところですからね~すぐ終わりますからね~」と看護師さん。
ついに胃カメラの苦しさの洗礼を受けた気がしましたw
で、あとは戻っていくだけ。
胃の中であちこち動くチューブの気持ち悪い感覚…
ここで、「胃に空気を入れるのでゲップ我慢してください」と言われました。
でも、私はこれはあんまり感覚がなくて、ゲップをしたいとも思いませんでした。
ちなみに母はお腹が張って苦しいから胃カメラの中でこれが一番嫌だと言っていました。
それが終わるとゆっくりゆっくり内視鏡を戻してきて胃カメラ検査終了です。
胃の奥を見る時はめちゃくちゃ苦しかったけど意外といけた・・・かも?
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胃カメラのコツは呼吸!?
で、実際に初めて口からの胃カメラを受けてみて私が苦しさを紛らわすためにやってたことがいくつかあります。
まずは胃カメラ以外に意識を向けること。
体の中の感覚に集中しちゃうと「体に異物が入ってる!?」と気持ち悪さとパニック全開になってしまう…
と感じたので、とにかくそれ以外のところに意識を集中しました。
目の前の壁や何かを洗浄している機械の動き、看護師さんがさすってくれる背中の感触など。
そんな中で私が一番落ち着いたのが自分の呼吸に集中することでした。
経口の胃カメラの場合、私は鼻からも口からも自然に呼吸ができました。
で、意外と自分の呼吸音が聞こえるんですよ。
なので、ふだんヨガやストレッチをしている時のように吸う息と吐く息の長さを同じにしてゆっくりと呼吸をします。
ヨガをする習慣があるからというのは大きいと思いますが私には胃カメラの苦しさを紛らわす効果絶大でした。
あと、「つばを飲んではダメ」「ゲップを我慢して」など胃カメラ中にいくつか指示があるんですけど、これが結構精神的にきつい。
守らなきゃ!絶対しちゃいけない!と思っていると気持ちが苦しくなってくるんですよね。
なので、ダメだったらあきらめよう、と開き直って胃カメラに臨みました。
そのほうが気分が楽で、結果的にそんなに唾を飲まず(それでも10回くらい飲んだけど)、ゲップもせず胃カメラを終えられましたよ。
胃カメラの検査後
胃カメラの検査時間は正確に測ってはいませんがだいたい5分くらいでしょうか。
看護師さんから「落ち着いていた」とお褒めの言葉をいただきましたw
胃カメラを抜いて検査が終わるとそのまま先生といっしょに今とった食道や胃の写真を確認します。
初めて見る自分の胃の中。
いろんな写真を撮っていて、胃に胃カメラが入ってきてる食道からの接続部分の写真なんかもあります。
つまりこういう状態↓
胃の中をグリグリされてた感覚はこの時かな?と。
ちなみに、ここが緩いと逆流性食道炎などになりやすいそう。
私の胃はきれいで異常はないということでした♪
そんなこんなで胃カメラの検査は終了です。
でも、喉の麻酔が効いているので残念ながら胃カメラの検査後1時間くらいはまだ飲食はできません。
口からの胃カメラの体験談まとめ
私の場合は初めての胃カメラで、本当に苦しかったのは胃の奥の十二指腸を見るときだけ、ここは本当に辛かった…
でも、それ以外は思っていたよりは苦しくなくスムーズに終えることができました。
まぁもう一度受けたいかと言われれば受けたくはないですがw
次に胃カメラをやる時は鼻からを試してみようと思います。
胃カメラの方法についてはこちらも参考にどうぞ↓
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