LCCに始めて乗るときに気になることの一つが機内持ち込み荷物の大きさと重さですよね。
厳しい厳しいっていうけど、ほんとに少しもオーバーしちゃいけないのか?ちょっとしたことでどんどん値段が追加されるlccだけにものすごくドキドキしますよね。
そこでlccに乗るときに手荷物がどんな風に測られるのかや、許される誤差の範囲、荷物の機内持ち込みで気をつけたいことなどを体験談をまじえて紹介します。
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lccの機内持ち込み荷物はどうやって測る?
LCCが飛び始めた頃は大手航空会社との違いや空港での思わぬトラブルなどlccがテレビで取り上げられる機会が多かったですよね。
席が狭いとか機内サービスがないということと並んでよく紹介されていたのが荷物が大きくて機内に持ち込めないというもの。
持ち込み可能な大きさをあらわしたボードからちょっとでもはみ出てると「オーバーしてますね」と言われて旅行客があたふたしてしまったり。
あの頃は旅行客もローコストキャリアがどういうものかよくわかってなかったのでそういう失敗が多かったですよね。
で、そんな厳しいチェックもいったん緩くなり、おおよその見た目で判断できると言うことでいちいち測らなくなってきた時期もありました。
が、2017年にlccの機内への持ち込み荷物の決まりが変わったこともあり近ごろはまたしっかりチェックされるようになってきてるんですよね。
エアアジアやジェットスターなど格安航空各社では機内に持ち込める荷物は手荷物と大きな荷物をあわせた重さが制限重量におさまるようにするというのが一般的です。
航空会社や路線、エコノミーかビジネスかなどで少し違いますが、おおむねどこもこの規則ですね。
例えば制限重量が7kgの場合、以前はハンドバッグなど手荷物とは別にスーツケースだけで7キロ以内に収まれば問題ありませんでした。
でも今はハンドバッグとスーツケースをあわせた機内に持ち込む全ての荷物の重さが7キロに収まらないといけなくなりました。
これを知らなくて重量オーバーになり空港のカウンターや手荷物検査場でパッキングしなおしている人がよくいます。
lccの荷物の測り方としては重さは測り、大きさはメジャーで測ったり。
機内持ち込み可能な大きさに作られたスケールという金属製のカゴに入れて大きさを測り、その下についている秤で重さを見ます。
見るからに小さくて軽そうな手荷物だけならわざわざ測られることはありませんが、スーツケースなど中身の重さが予測しにくいものは計量されやすいです。
LCCは本当に機内への手荷物へのチェックが厳しくて、空港カウンター、手荷物検査場、搭乗口などあらゆるところで荷物をチェックしています。
低コストキャリアの手荷物検査場の列が全然前に進まないことがあるのですが、これは荷物が重量オーバーでパッキングしなおしてる人がいるからです。
あとカウンターや手荷物検査場でのチェックを通過したので安心してお土産を買いまくったら搭乗口でのチェックに引っかかったなんていう人もいます。
激安航空では機内に持ち込む荷物の制限を越えると追加料金を払って受託手荷物として預けることになるんですが、この料金が土壇場になればなるほど高くなります。
予約時→予約後追加→空港カウンター→搭乗口の順で高くなるんですが、ジェットスターの場合だと搭乗口では+3,000円で、予約時に一緒につけた時の金額と比べると倍の値段になってます。
lccの荷物の持込はどれくらい厳しい?
で、気になるのはどこまで厳しくチェックされるのかですよね。
まず大きさについてなんですけど、測る時は荷物の持ち手やキャリーケースのタイヤまで含まれます。
バッグやスーツケースによって形が違うし指定された大きさの中に必ずしも納まるとは限らないので、まぁ0.5センチくらいは誤差の範囲といえます。
これくらいならサイズで引っかかることはまずないです。(ただ、規定サイズギリギリの大きさのキャリーバッグに荷物をしっかり詰め込むと重量制限の方を簡単にオーバーしてしまいます)
機内に持ちこめる荷物の大きさはLCCによって多少違いがあって、特にピーチはスーツケースの高さが最長50センチと他のlccより小さくなっています。
他のエルシーシーの基準でバッグを選ぶと5cmオーバーになり、測定用のゲージにも入らないのアウトになります。
この場合はオプション料金を払って受託手荷物にするしかありません。
次に重さはどうかというと、これも時によってまちまちです。
例えば7キロ制限の場合、7.0ぴったりまでで0.1kgでもオーバーしてはいけないということもあれば、8キロ手前の7.99kgまでOKとしてくれることもあります。
ただ、絶対ではないのでカウンターで多めに見てもらっても搭乗口のチェックでひっかかるということも無きにしも非ずなので油断はできません。
大きさにしても重さにしてもlccのチェックって空港や航空会社、チェックする人によってかなり厳しさが違うんですよね。
私の印象では関空がちょっと厳しい気がします。
明らかに荷物がパンパンだったり、ハンドバッグやPCケースが大きすぎたり、機内に持ち込ませたくないようなかさばる形をしていたりするとサイズ計測されやすく、受託手荷物として預けさせられる可能性が高まります。
なので、できるだけ荷物をコンパクトにおさめて見た目をすっきりさせるというのは大事ですね。印象が違うとチェックされる回数も減ります。
また、キャリーケースはハードケースだとバッグ本体がかなり重たくなってしまうので布製の方が荷物はたくさんつめられます。
あと、重さがオーバーしてしまった場合、わずかなオーバーならすぐに受託手荷物にせずもう一度パッキングしなおします。
バッグに入っている洋服で着られるものは身に着けます。さらにスマホやデジカメ、キーケースなど小型で重みのあるものは着ている服のポケットにしまうことでバッグを軽くできますよ。
機内持ち込みの手荷物の重さの制限はあくまでバッグの重さなので身につけているものの重さは測りません。
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lccで荷物の個数は何個まで持ち込める?
lccの規定では機内に持ち込めるのは「身の回りの品のほか、お一人様1個まで手荷物のお持ち込みが可能」です。
この身の回りの品というのは女性のハンドバッグの大きさを想定しています。男性ならパソコンバッグやポーチ程度ですね。
なので、身の回りの品が入っているとはいってもリュックとスーツケースという組み合わせは認められません。
子どもが背負う子供用の小さなリュックなら別ですが、大人がリュックとスーツケースでいくと「持ち込みは1つだけなので1つは預けてください」と言われてしまいます。
あと、LCCでは「持ち込み荷物は1人1つ」が決まりなので、自分がハンドバッグだけだからといって一緒に航空券を予約した家族が大きな荷物を2個持ち込めるということにはなりません。
以前、具合が悪くて自分の荷物を友達に持ってもらっていたら係員に止められたことがあります。自分の荷物を自分で持ったら一応通してはくれましたけど微妙な感じでした。
これもチェックする人や空港によって違っていてノーチェックのこともあるんですけどね。
それから、子どもが一緒の場合、子どもの荷物は子どもサイズじゃないと止められることがあります。
子どもも1人と数えてその分のキャリーケースやボストンバッグを持ち込みたいところなんですけど、明らかにその子が自分で持てないような大きさの荷物だと預けてくださいと言われることもあります。
lccの機内持ち込み荷物まとめ
lccの機内持ち込みの手荷物はチェックする人によって厳しさが変わるので運もありますね。
できるだけ止められたくなければ、荷物をなるべくけコンパクトに軽めにまとめて見るからに制限内に収めてる感じをだすのがポイントです。
これだけでもlccのスタッフに声をかけられ計測される回数がガクッと減りますよ。
LCC初めての方はこちらも参考にどうぞ♪
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