前回は富士登山の細々とした装備について紹介しました↓
今回はその続きで、その他の荷物であるといい物、なくていい物、さらに私がした失敗談について書いておきますね~
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富士山登山の初心者の持ち物であると役立つもの、いらないもの
富士山の持ち物で初心者ならこれが必要!とまことしやかにささやかれるあれこれについて、私が富士山に登ってみて感じたことです。
富士山登山に水はどれくらい持っていく?
登山をするのだから水は当然持っていくんですけど、一体、富士山にはどれくらいの飲み物を持っていけばいいのか?
悩みますよね。
いろいろ調べていると目安は1~2リットルくらい。
ちなみに、水やお茶は富士山の登山道にある山小屋でも買うことができます。
が!
富士山は登れば登るほど物価が高くなります。
平地だと150円くらいの500mlのペットボトル飲料が富士山の上だと1本500円くらいで売ってます。
そんなお金なーい!と思った当時の私は「山小屋では絶対に買いたくない!水は自分で持っていこう!」と思い
何を思ったか2リットルのペットボトル2本持っていきました。
はい、重すぎます。
水1リットル=1kgなので、飲み物だけで4キロの重さ。
この水のおかげで道中バテバテです。
もちろん途中で飲めば減っていくんですけど、思ったほど飲まない。
結局、下山した時に2リットルのペットボトル1本は丸々残ってました・・・。
というわけで、体力のない登山初心者の場合、富士山に持っていく水は
多くて1リットル、
足りなければ山小屋で買うのがいいと思います。
あっ、ちなみに、富士山では水はとにかく貴重で、簡単に手や顔を洗えません。
なので、スポーツドリンクの他に水を持っていくといざという時の手洗いなどにも使えますよ。
富士山登山に食べ物は必要?
これはどういうプランで富士山に登るかにもよります。
私の場合は
というツアーでした。
出発前に昼ごはんを食べているので7合目までは水分補給だけで大丈夫。
7合目の山小屋では夕飯にカレーを食べます。
その後ツアーだったので夜の9時か10時くらいに休憩でお弁当が配られました。
ここでしっかりお弁当を食べたとしても山頂に着くまで5時間くらい、山頂で2時間、下山に3~4時間かかる。
なので、何か食べるものを持ってないとお腹は確実に減ります。
もちろん山小屋で買うこともできますが、飲み物と同じで高いです。
カップラーメン1個が500円くらいします。
ということで、お菓子やらエネルギーバーやら何かしらは持っていったほうがいいですね。
ツアーではなく個人でいくなら絶対必要。
富士山に持っていく食べ物選びのポイントは
- 軽い
- 食べやすい
- エネルギー補給がすぐできる
です。
富士登山では荷物を背負って8時間ぐらいずーっと山登りや下りを続けることになります。
これって思ってる以上にかなり体力を消耗するんですよ。
なので、歩きながらもこまめにエネルギー補給をしないと足りなくなることがあります。
ちょこちょこつまむには飴やキャラメル、チョコレート、カロリーメイトのような補助食品が便利。
その他に休憩でしっかりお腹を満たすためにパンやドーナツ、ビスケット、クッキーなどの軽くて日持ちする食べ物を持っていきます。
ちなみに、私は夜食のお弁当が配られた時にまだおなかが空いてなくてあまり食べずに登山を続けてたんですよ。
そうしたら途中でものすごく気分が悪くなって足が全く前に出なくなってしまいました。
と焦ったんですが、原因はエネルギー不足。
登山道の隅っこで残ってたお弁当を食べたらまた歩けるようになりました。
というわけで、富士山に登るのに食べ物って本当に大事!
万が一の時には非常食にもなるのできちんと準備していったほうがいいです。
富士山登山にお金は必要?
山に登るだけだし、お金はいらないかなぁ?と思ったら大間違い。
富士山では何かとお金がかかります。
まず、さっきも書いたように富士山の上は物価が高いです。
飲み物、食べ物が足りなくなって山小屋で買い物するとなると1つ物を買うたびに500円くらいかかります。
おもしろいくらいお金が減っていきますよ。
あと、
富士山に設置されているトイレはチップが必要!
トイレを1回使用するたびにチップとして100~300円を入れるのがマナーです。
今のところあくまで「マナー」なので踏み倒す人もいるんですけど・・・それってあまり気持ちよくないよなぁと。
なので私は全部払ってたんですけど、「この先トイレがなかったら怖いから念のため!」とトイレを見つけるたびによってるとトイレチップだけで結構かかります。
こんな感じで細々とお金を払う機会が多いので富士山登山には小銭をたくさん持っていく必要があります。
山小屋で買い物する時も1万円などあまり大きなお札は崩せないこともあるので100円、500円、1,000円札を用意しておくといいです。
ただ、大きなお金がいらないかというとそうでもなく。
山登りの最中に大ケガをしたとか体調が悪くなったとか、非常事態で急に山小屋に泊まるとなった場合は宿泊費を払わないといけません。
なので、念のためということで1万円を1枚持ってると安心です。
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富士山登山の持ち物で地味に役立つ紙類
ティッシュ、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、こういったものはあると何かと便利です。
まずティッシュなんですが、富士山の上は真夏でも氷点下の気温なので寒くて鼻水が出てくるとかあるんですよ。
鼻がかめないって地味に辛いw
あと、登山道のトイレは基本は紙が備え付けてあるんですけど、万が一、紙が切れていた時のためにもティッシュは役立ちます。
念のため水に流せるティッシュのほうがいいです。
家で使っている少なくなったトイレットペーパーを潰して持っていくというのもあり。
あと、重宝するのがウェットティッシュ。
というのも、富士山には水がないんです。
山の上で水が使えるということは誰かがどうにかして運んでくれているということ(もちろんトイレの水も!)。
なので、富士山では手や顔をお洗ったりできないんですよ。
山に慣れてると平気かもしれませんが、登山初心者だと土や砂にまみれて登山して休憩で何か食べるとなったら手を綺麗にしたいと思ってしまうもの。
そんな時にウェットティッシュはあってよかったなと感じます。
富士山の登山ではゴミは持ち帰り!
ここまで読んでいただいて薄々感じていると思うんですが、富士山の上に何かを運んだり、富士山の上から何かを下ろしたりするのは
めちゃくちゃ大変です。
富士山の登山道は車は走れないので基本は全て人力!
だから上に行くほど物の値段が高くなるんです。
ということで、当然ですが、富士山の登山道にゴミ箱はありません。
富士山では自分で出したゴミは持ち帰るのがルールです。
なので富士山の登山の持ち物でゴミ袋は必須!
濡れたり汚れたりしたゴミもリュックに入れられるようにビニール袋を何枚か持っていくといいですよ。
富士山登山にはタオルを持参
富士登山ではタオルも何かと使います。
汗拭きはもちろん、山頂近くで寒くなってきた時の防寒や、強い日差しを遮るための紫外線対策などなど。
あと、山小屋に泊まる場合、頭の下に敷いたりもします。
これも考えれば当然なんですが、山小屋の寝床は1回1回シーツや布団を変えることはしません。
誰かが寝た後にそのまま寝る感じです。
潔癖の人は絶対泊まれませんw
富士山に登る時はUVケアは絶対必要!
装備のところでも書いたんですが、富士山は日差しがものすごく強いです。
富士山の5合目あたりはまだ木がはえてますが、上に行くと何もなくなります。
日光を遮るものが何もなく、ほとんどが雲の上の世界。
平地にいる時とは比べものにならないくらい紫外線が強いのでUV対策は女子だけじゃなく男性も必須です。
ということで、持ち物では日焼け止めが必需品。
富士山の持ち物に酸素は必要?
富士山登山の初心者の持ち物でよくいわれるのが酸素↓
高山病の予防になるとか、登る時の息苦しさが楽になるといわれています。
が、本当に効くかどうかは定かではない・・・
私が富士山にはじめて登った時は携帯酸素は持っていきませんでした。
それでも高山病になることもなくふつうに山頂までいって無事下山できました。
ただ、ものすごく心配という人は持っていればそれだけで安心なので、気休めでも持っていったほうがいいと思います。
富士山の登山には救急セットがあると安心
救急セットといっても本当に基本的なものだけで大丈夫です。
バンドエイドは転んだ時や靴ずれをしてしまった時に使うので絶対にあったほうがいいです。
標高差で頭が痛くなる、歯が痛くなるということもあるので頭痛薬があると症状を和らげられます。
気圧の変化や寒さ、疲れなどからお腹を下すと最悪なので下痢止めがあると心強いです。
あと、万が一の時に備えて保険証はコピーでもいいので持っていたほうが安心です。
その他の富士山の登山の話題はこちらにまとめています↓
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