前回は私が富士山の登山で感じた荷物の話題を紹介しました↓
で、それらを踏まえて私が富士山登山で痛感した一番の失敗がこれです・・・
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富士山初心者の私の最大にして最悪の失敗
さて、富士山に登る装備と持ち物についてあれこれ書いてきましたが、私は準備の段階で大きな失敗をして富士山登山でかなり大変な思いをしました。
はい、ずっと読み進めてこられた方はお気づきと思いますが、そう、
という失敗です。
私の場合、登山経験がなくいきなり富士山に登るということですごく不安だったんですよね。
なので必要そうな物はなるべく全部持って行こうと思っていました。
富士山で自分をサポートする体制を万全に整えようと思ったんですね。
と、同時にその当時、私はあまりお金がなかったので「なるべく山小屋でお金を使いたくない」と思っていました。
富士山の上は物価が高くて500mlのペットボトル1本で500円くらいするので。
なので、富士山ではなるべく買い物しないですむようにできるだけ自分で持参しようとも思っていたんです。
その結果、前回の水の話で詳しく書きましたけど2リットルのペットボトル2本をリュックに詰めるという強攻策に出る・・・
(これは飲み水の他に手洗いにも必要かなぁと、少ないよりは多いほうがいいかなぁと思った結果です)
今思うとこの時点ですでに無謀としか言えない。
さらに富士山登山で必要な装備に加えて、防寒着やら何やらをたんまりリュックに詰め込みました。
で、用意した持ち物を全部リュックに入れて試しに背負ってみると
と思って体重計で試しにリュックの重さを測ってみるとなんと・・・
はい、登山初心者が富士山に登る時に背負う重さではありません。
今ではそれがよくわかります、でも、
あの頃の私は若かった・・・
なんとかなるんじゃない?と若干中身を減らしたものの、そのまま背負っていっちゃったんですよね~
もうほんと、無謀の一言につきます。
富士山は初心者にはきつい山!
で、私は富士山に登るツアーに一人で参加したんですけど、現地について見ると
私の荷物は明らかに周りの人の荷物より大きい。
周りの人もそれが気になって私のリュックを持ち上げてみたりして「なんでこんなに重たいリュック持ってるの!?」と驚かれました。
それでも登り始めはまだ元気なのでそのリュックの重さもネタになる。
のですが、進めば進むほどバッグの重さがものすごく負担になってくるんですよ。
そもそもなんですが、やっぱり富士山って初心者が登るにはきつい山なんですよね。
私が登った吉田ルートは富士山の5合目(標高2305m)からのスタートなんですが、それでも頂上との標高差は1450mあります。
登山の初心者だとそういわれてもピンとこないかもしれないですが、富士山の頂上まで登って降りてくるというのをちょっと身近なところで例えると
「標高599mの高尾山の麓と頂上を2往復とちょっと」になります。
しかも高尾山は登山道が舗装されていて歩きやすいですけど、富士山の登山道は岩場や砂場など歩きにくいところも多い。
さらに平地との標高差が全然違うので気圧の変化があったり空気が薄くなったり。
富士山ブームで誰でも気軽に登れるような雰囲気がありますが、やっぱり富士山は初心者にはきつい山なんです。
そんな富士山ですから身一つでただ登るだけでも初心者は結構大変。
さらに荷物を背負っての登山となると思っている以上にものすごく体力を使うんですよね。
しかも荷物が10kg近いってそれはもはや修行です。
で、バテてくると本当に体も足も重くってなかなか前に進めないんですよ。
ちょっと歩いては何度も何度も立ち止まるの繰り返し。
そんな私を見かねた同じツアーに参加していた見ず知らずの人が「少し荷物持ってあげるよ」と申し出てくれるという有様・・・
もちろん、そんなの申し訳なさ過ぎてお願いできないので、全部自分で背負って歩きましたが、
精根尽き果てた感じでどうにかこうにか頂上には着きましたが、お鉢めぐりをする気力は全くなく・・・
富士山の頂上での自由時間はひたすら座って放心してました。
私の人生の中であの時ほどお金をケチったことを後悔したことはない気がします。
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富士山の初心者の心得
というわけで、登山初心者で体力もないという人が富士山に登る時は
防寒着やライトなど必要な装備は絶対に持っていくべきだけど、食べ物や飲み物は足りなければ山小屋で買えます。
持参するのは必要最低限にしてお金はかかるけど足りない分は買い足したほうがいいです。
あと、前回の記事にも書いたんですが、富士山の登山道や山小屋にはゴミを捨てられる場所がありません。
だから「荷物が思いなぁ」と思っても富士山を登っている最中は物を減らすことができないんですよ。
持ってる水を流したり、食べ物を食べるくらいしかリュックの中身を軽くする方法がありません。
なので、富士山に登り始める前に不要な物は取り除いておくのが大事です。
ちなみに、吉田ルートの場合は五合目のレストハウスにコインロッカーがありますよ。
それから、富士山では途中で体調を崩しても基本は自分の足で下りてくるしかありません。
友達など初心者どうしで登っているなら他の人にも余裕はないだろうから自分の荷物を全て持ってもらうわけにもいきません。
なので本当に体力に自信がない人はできる限り荷物を軽くするというのが富士山に登る時の鉄則です。
本当に、これはもう絶対心がけた方がいいです。
(ちなみに、自力で歩けないほどの大ケガや重病の場合は警察や消防への救護要請になります。つまり遭難と同じ!)
富士山登山の初心者の失敗談まとめ
初心者はとにかく荷物を軽くすべし!
お金で買える物(主に食べ物と飲み物))はありがたく山小屋で購入することをおすすめします。
といっても、山小屋もコンビニのようになんでもあるわけではないので必要な装備や持ち物はきちんと自分でそろえてくださいね。
それと、富士山に登ることを決めたら荷物を背負って歩く練習をしておきます。
富士登山に持っていく荷物をつめたリュックを背負って長距離を歩く練習をしておくといいですよ。
では最後に、私が女子一人で富士山登山ツアーに参加して感じたことをますね↓
その他の富士山の登山の話題はこちらにまとめています↓
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