前回ははっか油スプレーを作った体験談を紹介しました↓
で、これからはじめてハッカ油の虫除けスプレーを作る場合、気をつけたいのがはっか油の使い方です。
ハッカ油の副作用や、ハッカ油スプレーの間違った使い方、容器の失敗などをまとめておきますね。
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ハッカ油の虫除けの注意点
ハッカ油の虫除けスプレーはハッカのスーッとした独特の匂いを虫が嫌う、ということなのでとにかくハッカ油は香りが命!
で、実際にはっか油スプレーを手作りしてみるとわかるんですが、ハッカ油の原液はかなり強烈な香り。
なんだけど、スプレーにするとハッカの匂いがだいぶ弱まる。
ハッカを入れる量によっては本当にこれで効果があるのか?と疑問に思うくらい。
前回の記事にも書いたけどハッカ油の虫除けの作り方は人によって分量が全然違います。
水やアルコール100mlにハッカ油を20滴というハッカ油少なめのレシピだと本当に香りが微弱です。
だからついつい虫除け効果を高めようとハッカ油を多めに入れたくなってしまう。
というか、なんならハッカ油の原液をそのまま使ったほうが虫除け効果があるんじゃないか?とすら思えてくる。
虫が大嫌いな私としては徹底的に虫を近寄らせないハッカ油のバリアを作りたい!
と思ってしまうんですが・・・
ハッカ油の原液をそのままスプレーするのは絶対にNG!
ハッカ油の原液の直塗りは危なすぎます!
というのも、ハッカ油は精油のひとつ。
アロマなどに使うエッセンシャルオイルと同じなんですね。
エッセンシャルオイルは成分が凝縮されていて皮膚への刺激が強いものも多いです。
なので、ハッカ油も原液をそのまま肌に塗ると赤くなったりヒリヒリと痛みを感じたり肌のトラブルを起こす原因になります。
さらに、ハッカ油は香りも強いので人体への影響も気になるところ。
ハッカ油の匂いを嗅ぐだけで体調に変化が出ることもあります。
ハッカ油の副作用としていわれているのは消化器系のお腹のトラブル。
本当にひどい場合はハッカ油によって下痢や吐き気を起こすこともあると言われています。
特にハッカ油スプレーの場合は霧状になったハッカ油を吸引するので、ハッカ油が気道や気管の粘膜を刺激して気分が悪くなることもあるそう。
って書くと「ハッカ油って体に悪いの?」ってハッカ油の危険性が気になってきますよね。
でも安心してください。
こういった症状はハッカ油の原液をそのままスプレーしたり、かなり濃い濃度でハッカ油スプレーを作った場合に起こる最悪の場合です。
なので、
ハッカ油をきちんと水などで薄めて使えば大丈夫。
ハッカ油は昔から虫除けや清涼剤、制汗剤としてずっと使われてますからね。
ただ、清涼剤として使う場合、お風呂の湯船にハッカ油を数滴とかなり少量。
なので、やっぱりハッカ油は薄めて使うのが基本。
あと、私がはじめてハッカ油を使うときにはっか油の副作用を調べていて気になったのが妊婦さんへの影響。
「ハッカ油を妊婦さんが使うと流産する可能性がある」という怖い情報を目撃しました。
え?ハッカ油ってそんなに危ないの?と思って妊婦さんへの影響についても調べてみたんですが・・・
これについては「危ない!」と書いてる人は結構いるんだけど(たぶんどれかの記事を真似て書いてる人が多いと思われる)、
実際にはっか油のせいで流産が起こった、というような具体的な例は見つけられませんでした。
アロマオイルのメーカーやはっか油の説明書きを見てみても、妊婦はハッカ油を避けるように、とは特に書かれていない。
ただ、ハッカと同じミントの一つであるペパーミントについて、
という注意書きを見つけました。
といっても、これもハッカ油を飲用したり直塗りしたりせず、アロマなどふつうに使う分には影響はなさそう。
なので、絶対大丈夫とは言い切れないけど、「妊婦にハッカ油は危険」という確証もないといった感じです。
ハッカ油は香りも独特で強烈なので苦手な人は臭いと感じるし、確かに気分が悪くなる。
それに、妊婦さんは何が体に影響するかわからないので心配なら避けたほうがいいかなと思います。
ハッカ油の使い方の注意
次に心配なのがハッカ油スプレーによる汚れです。
はっか油スプレーを吹きかけることで壁や床、洋服に染みができたり、変色するんじゃないか、というのは私も最初ちょっと心配しました。
実際、ハッカ油スプレーの薄荷油の濃度が濃いと染みになることがあります。
さっきも書いたようにハッカ油は精油なので、原液が壁や床、家具、衣類につくと油をこぼしたような染みになります。
安い服ならさておき、奮発して買ったソファーの生地に染みができたらショックすぎる!
ということで、ハッカ油スプレーでの汚れを防ぐためにはやっぱり水などでしっかりとハッカ油を薄めること。
そして、ハッカ油スプレーでの汚れが心配な時はいきなりあちこちにスプレーしないことです。
まずは目立たないところにスプレーをしてみてハッカオイルによる染みや変色がないか試してみるのがハッカ油の使用方法としてはベスト。
問題ないことを確認してからあちこちに使ったほうが安心です。
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ハッカ油をいれる容器にも注意
あとハッカ油で注意しなくちゃいけないのがはっか油スプレーを入れる容器。
ハッカ油スプレーについて調べてると「ハッカ油はプラスチックを溶かす」っていうのをよく目にしますよね。
その通りで、ハッカ油にはポリスチレンというプラスチックを溶かす作用があります。
なので、ハッカ油はプラスチック全てがダメなわけじゃなく、ポリスチレンpsがダメってことです。
じゃあそのポリスチレンってなんなのか?迷いますよね。
容器としてのポリスチレンを見分けるのは結構簡単で、わかりやすい物だとカップラーメンの容器とかスーパーで売ってるお肉のお皿なんかがポリスチレンです。
あの薄い発泡スチロールみたいな、柔らかいプラスチックにハッカ油をつけると容器が溶けます。
ちなみに私はポリスチレンの容器にハッカ油以外のアロマオイルを垂らしたことがあるんですけど、他の精油でもやっぱり溶けました。
同じプラスチック容器でもポリプロピレンやポリエスチレンという素材ならハッカ油を入れても問題なく使えます。
スプレー容器を買う時に素材を確認してポリスチレンやpsと書いてなければ大丈夫。
ちなみに、ガラスや陶器、もちろん、耐油性、耐アルコール性のスプレーボトルでも大丈夫です。
ただ!
はっか油で心配なのはスプレー容器だけではないんです。
実は家の中には他にもポリスチレンが使われているものがたくさんあります。
まず、ハッカ油スプレーを使うときにものすごく心配なのが液晶テレビやパソコン、エアコンなんかの家電製品の部品。
こういう高い家電が壊れた時のショックははかり知れない・・・
家の設備でいうと断熱材や、お風呂場や洗面台の部品にもポリスチレンが使われていることがあります。
あと、子どものいる家だとプラスチックのおもちゃの中にポリスチレンが使われていることがあります。
ハッカ油スプレーは水で薄めているし、一吹きで何かが壊れるということはないかもしれなけど、注意はしたほうがいい。
なので、ハッカ油の虫除けスプレーをルームスプレーとして使う時はあちこちまんべんなくスプレーするよりもどこに使うか見極めてスプレーした方が安心ですよ。
ハッカ油の虫除けの注意まとめ
自然素材で体に害のないのが売りのハッカ油ですが、使い方を間違えると副作用や肌トラブル、家や家電の破損につながることもあります。
香りを強めたくてもはっか油の原液は使わないでしっかりと水で薄めるのが大事です。
ハッカ油の虫除けとしての使い方はこちらをどうぞ↓
はっか油の虫除けスプレーで特に体への影響が心配なのが赤ちゃん!というわけでこちらも参考にどうぞ↓
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