前回は台風で窓ガラスが割れた時の応急処置について紹介しました↓
そして、窓が割れてしまった時に賃貸物件で気になるのが火災保険がおりるのかどうか?ですよね。
自然災害とはいえ自費で窓を直すとなると大きな出費でかなり痛手・・・
ということで、台風で窓ガラスが割れた時の火災保険について書いておきますね。
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台風で窓ガラスが割れたら保険は請求できる?
台風の最中に窓ガラスが割れるとそれはもうてんやわんや!
まずは窓の応急処置!
そしていっきにカオスと化した部屋の掃除に追われますよね・・・
で、それが一段落してふと我に返った時に気になるのが
ってことです。
ベランダに面した大きな窓ガラスがわれてしまった場合、窓の修理代は安くても1万円くらいかかる・・・
賃貸マンションでガラスが破損しても、自分の過失ではなく台風被害ということであれば自腹で修理ということはまずないです。
けど、万が一と思うと気が気じゃないですよね。
そんな不安を和らげてくれるのが保険!
こういう時のために火災保険に加入してるんじゃないか!と。
でも、「火災」ってついてるし台風にも適用されるのだろうか?
と、気になる火災保険なんですが、台風で窓ガラスが割れた場合、火災保険は
そうなんです、「火災保険」といいながら適用される損害は結構いろいろあるんです。
窓に関していえば台風の風圧や物が飛んできて窓ガラスが割れた時はもちろん、窓ガラスにひびが入っただけでも保険の対象になります。
他にも、空き巣に窓ガラスを割られたとか、自分が転んでぶつかったりボールがぶつかって窓ガラスが割れた場合も保険の対象になることがあります。
ただ、家の窓ガラスが割れた時の保険がどこまでを補償範囲にしているかは契約している火災保険の種類にもよるので、
まずは自分が加入している保険の内容をチェック!です。
あと、台風で窓ガラスが割れて保険を請求する場合は
「台風の影響で窓ガラスが割れた」という窓の破損と台風の因果関係を証明する必要があります。
なので、台風で窓ガラスが割れて保険の申請をする時は申請書に「台風のせいで壊れた」とわかるような写真の添付が必要なこともあります。
台風の最中に窓ガラスが割れると窓ガラスは散らばるし雨風は吹き込んでくるしで本当に大変なんですが
窓を応急処置でふさぐ前に必ず写真を撮っておく!
これは絶対にしておいた方がいいです。
台風の日に撮影したとわかるように日付が入っているとベスト。
あと、物が飛んできて窓ガラスが割れたならとんできた物も写真に残しておくといいですね。
保険会社はなるべく保険金を払いたくないもの・・・
なので、窓ガラスを修理に来た業者さんに「台風被害の修理のため」などと領収書に記載してもらってもそれだけでは認めてもらえない場合もあります。
証拠をきちっと押さえておく!これは台風被害で火災保険を請求する時にかなり重要です。
火災保険の台風で窓ガラスが割れた時の補償額
台風の被害によって窓ガラスが割れた、ということが認められれば火災保険の補償金をもらうことができます。
が、補償金額はまちまちです。
火災保険の補償金はプランによって違う
まず当たり前ですが、加入してる火災保険のプランによって支払われる補償金の額も違ってきます。
修理にかかった費用を全額補償してもらえることもあれば、時価払いなど建物が古くなると経過年数に応じて支払額が減るものもあったりします。
火災保険の補償額は免責金額によって変わる
あと、気をつけたいのが「免責金額」です。
免責金額とはその名のとおり「保険会社が責任を免れる金額」のことをいいます。
どういうことかというと、
火災保険に加入する際に支払う保険料を安くする代わりに、何か損害があった場合の修理費のうち何万円かを自己負担するという契約があります。
自己負担金額はまちまちで、自己負担額が大きいほどふだんの保険料が安くなる仕組みです。
この免責を設定して火災保険に加入している場合、
修理代(損害額)- 自己負担額(免責額)=補償額
といことになります。
なので、台風で窓が割れて修理に1万円かかったとしても、免責金額を3万円にしていたら保険金をもらえないということ!
保険金を払いたくない保険会社もある
基本的にはどこの保険会社もそうですが、保険金はできるだけ払いたくないと思っています。
で、中にはかなり強引な保険会社もあって、台風被害で壊れたと言っても
「前から壊れてたのでは?」「他の原因で壊れたのでは?」
と窓の破損の原因を台風と認めず保険金を支払わないようにしようという会社もあります。
そうならないための予防策としては台風前の部屋の写真を撮っておくということですね。
窓にひび割れがないことや窓まわり、壁などに破損がなかったという証拠を残しておきます。
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火災保険は窓ガラスといっしょに家財も対象になる?
台風で窓ガラスが割れた場合、写真を撮ったり窓の応急処置をしている間に雨風やゴミなどがどんどん部屋に吹き込んできますよね。
すると部屋の中は一瞬にしてカオス状態・・・
掃除をして済む程度の被害ならまだいいですが、時には大事な家具が使い物にならなくなったりパソコンなど家電が壊れてしまうなんてこともあります。
パソコンがダメになったら悲しすぎる・・・
窓ガラスの修理よりパソコンの方が高価だったりしますからね!
どうか、どうかこっちの修理代を補償してもらいたい!!
と思うところなんですが、残念ながら
もし家具家電などの家財にも保険をかけておきたい場合は特約などで家財保険をつける必要があります。
で、家財保険にもいろいろあって、ソファやテーブルなどわかりやすく家具だけを対象にしている保険もあれば、パソコンなどの電子機器が含まれる保険もあります。
電化製品が含まれる保険の場合は契約内容がちょっと複雑です。
例えばパソコン本体を補償対象にしてる保険もあれば、パソコンの中に記録されているデータまで対象にしている保険もあります。
自宅でパソコンを使って仕事をしている場合、PCのデータがなくなることで大損失!なんてこともありますよね。
そういう場合は家財保険に加入する時にしっかりと内容を精査して選んだほうがいいです。
家財保険に加入した場合も保険適用には「台風で壊れた」という証明が必要なので被害があった時は写真などを忘れずに!
台風で窓ガラスが割れた時の火災保険まとめ
火災保険に加入していれば台風で窓ガラスが割れたら補償の対象になります。
ただ、どこまで補償されるかは保険のプランによって違うのでまずは自分の加入プランをチェックしておきましょう。
ただ、窓の修理はもちろん、保険請求の手続きも面倒なので本当は窓が割れないのが何より・・・
ということで、台風前は窓に破損がないかのチェックや写真撮影をしつつ、台風の窓の対策をしておいたほうがいいですね↓
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